25年後の走る記憶

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2016-01-11 19:53:34

カテゴリー:ブログ


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その昔、中学1年の時、学校の行事の

マラソン大会で、1年生と2年生全員

を押さえ、全校生徒内で3位になった。

1位と2位の生徒は、先輩の3年生だ。

先生を含む学校内の皆が、驚いていた。


中学2年の時、前年度の3年生はすで

に卒業していたため、真剣に走ったら

完全に全校生徒で1位になれたはずが、

やる気の無い不良の同級生達と歩いて、

僕は、勝てる勝負を放棄してしまった。


そして、中学生活最後となる3年生の

時のマラソン大会。僕は全力で走った。


中学1年の時からスケートボードには

乗ってはいたが、それまでの約2年間、

高校の進学推薦を貰うほど打ち込んで

いたサッカーを辞め、毎晩毎晩夜中ま

で遊び、煙草は吸うわ、喧嘩はするわ

で、完全にだらしない生活をしていた

ためか、それまで毎日トレーニングを

していた水泳部の優等生、中山くんに

僕は勝てなかった。結果、2位だった。


僕は、調子に乗っていた訳でもなくて、

ただ、何も考えずスケートボードだけ

をして遊びまくっていた中学校生活を

送っていたのだ。そして、負けたのだ。


マラソン大会は、約8キロの道のりだ。

僕は、中山くんだけに勝てなかったし、

他の生徒は皆、僕のことを「凄い」と

認めてくれていたが、僕自身の中では、

完全に自分自身に負けた経験であった。


中山くんには負けたが、中山くんが居

てくれたから、僕は気づく事が出来た。

努力は素質にも勝る。それを痛感した。


ゴール手前300メートルあたりから、

前を走る中山くんの後ろ姿を、僕は今

でも憶えている。汗だくで、苦しくて、

でも諦めないで走り続けた。最後の最

後でスパートをかけ、中山くんのすぐ

真後ろまで追いついたが、僅か3メー

トル差で負けた。本気で勝てなかった。


走り終わった後、当然、中山くんも息

が上がっていて、しばらく苦しそうだ

った。でも、清々しい表情をしていた。


2位という結果は、決して悪くなかっ

たが、僕は勝てる試合に勝てなかった。


ちなみに、前年度、中山くんはあまり

走るのが速くなかった。僕よりも体格

は恵まれていたが、スポーツで言えば、

何をやってもダントツで僕の方が上だ

った。はずだった。。今でも忘れない。


僕は、頭と心の中でスポーツを理解し、

そして、人間の肉体の性を理解できた。

何が「本当に格好いいことか」を知り、

悔しい思い出、それは、後悔となった。


あれから25年が経った今、僕はまた、

中山くんの背中を思い出した。そして、

大人になり体力がずいぶん落ちた僕は、

今度はひとりで、走ることをはじめた。

今度こそは、自分に勝ちたいと思う☆





一生は一回。その瞬間も一回しかない。

未来のため今を全力で頑張ってほしい。

昨日の自分を少しずつ超えていく心で。

決して、僕のような思いはしないでね。



  ちなみに中山くんは、マラソンが早か

ったが顔はカール・ルイス似だったw。
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