【特集】ライダー・スポンサー制度6:社会全体を視野にした可能性とは?

2016-01-23 16:35:06

カテゴリー:ライダースポンサー制度

mannymania_skateboard.jpg
写真:GATE JAPANが日本初上陸を成功させたredbull所有競技
「MANNY MANIA」の様子。ライダー:森中一誠(Winner)


前回までの5つの記事では、ライダー

・スポンサー制度の「基本的な定義」

だけは、なんとなく確認できたはずだ。


しかし、日本のスケートボード業界の

現状は、この定義と異なるケースの方

が多いかもしれない。それには、幾つ

かの理由がある。その代表例を世界的

な動きも交えて、一部、知っておこう。



ーーーーーーーーーーーーーーーーー

スポンサー定義と現実社会のギャップ

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

先にご紹介した「定義」とは別の場合

では、スケートボード業界内で、企業

経営のスケートパーク所属ライダー・

スポンサーや、近年、様々な一般企業

が、新規参入してきている側面だろう。


最も有名なのは、レッドブルやモンス

ター等の、エナジー・ドリンク業界だ。


ユンケル等の「栄養ドリンク業界」と

ポカリスウェット等の「スポーツ・ド

リンク業界」の間に誕生した「エナジ

ードリンク業界(大元はサプリメント

業界が母体)」は、特に、2000年

前後に爆発的な成長を見せた飲料業界。


過去にも、70年代後半から90年代

に掛けてコカコーラやペプシ等、日本

の企業では、キリン・ビバレッジ等の

一般ドリンク・メーカーの参入も多々

あったが、当時は、ライダー個別への

スポンサーというよりは、競技協賛や

広告起用のワンショット・サポートが

主なやり口だった。


他にも、80年代後半からスウォッチ

等のカルチャー的な時計メーカー等の

参入も始まり、90年代前半のドリン

ク業界の参入方法と同じような形態で、

カシオ(G-SHOCK)も参入してきた。


更には、90年代からは、コダック等

のフィルム会社が、動く被写体の質感

をアピールするためにスケートボード

を採用したり、最近では、GO PRO等

のウェアラブルを中心にカメラ業界も

居る。これも知ってる人は多い事例だ。


それこそ、世界的にトップ・クラスで

有能な、日本の自動車業界も、日産が

「X-trail」等、アクション・スポーツ

をプロモ・イメージに使ったりも有る。


この様に、ざっと並べたが、スケート

ボード業界へは、一般社会の成長企業

が、新たな説得力や若者への支持を求

めて、アクティブなスポーツやカルチ

ャーをターゲットにどんどん参入して

くるのである(業界外の知識も重要)。


スケートボードは、社会的に観てそれ

だけ有能なコンテンツである証拠だが、

つまり、「定義」はやはりあくまでも

「定義枠」であり、アプローチ方法は、

言うなれば、根本的に「自由」である。


僕自身の経験では、


・G-SHOCKの新規参入時広告

・スズキ自動車CM

・スプライトのCM

・アーケード版ゲームの制作監修

・スポンサー企業枠のテレビ出演

他多数


他にも様々な企業広告にスケーターと

して参加してきた。中には、芸能界か

らのオファーとして、さまぁ〜ずのコ

ントDVDのオープニング出演等もある。


スポンサー制度とは違うが、外部参入

という意味で、そこから得た力を活用

して、実際のスポンサーの獲得や契約

内容の交渉に役立てたことも多々ある。


このように、スケートボード業界以外

の企業の参入を視野にする、又は参入

させていく、といった能力を持てれば、

また別の大きな可能性に気付くことが

出来るのではないだろうか、と思える。


つまり、ライダー自身が、自身活動を

バックアップしてくれる企業や個人を

自由に獲得していく、新たなライダー

業の開拓をしていくことは可能である。


外部業界からの新規参入には、様々な

懸念も有るが、業界全体的にもメリッ

トの獲得に繋がることも多々あるはず。


なので、スポンサーは、社会の広範囲

を視野に動くことで、自身活動をより

良い状態に持っていくことが可能であ

るということを、重々深く理解したい。


その上で次回記事では、ピンポイント

でスケートボード業界の内部にも焦点

を当ててみようと思う。


↓↓↓↓↓


次の記事7へ





このエントリーをはてなブックマークに追加 
 

コメント